看護師の、私の世話役の谷口さん。
優しそうな人で良かったとホッとする。
私は、視線を下に向けた。
視線は、手に握られる白い封筒。
さっき、谷口さんから渡された物だ。
[矢井田舞様]と書かれた宛名の左横に、送り主の名前が書いてあった。
[島田(シマダ)ハル]
なんで、島田くんが……
島田くんこと島田ハルくんは、同じクラスの男子。
だけど、同じクラスなだけで、他に接点は何もないし、殆ど喋った事もない。
なのになんで、島田くんが私にこんな物を書いたんだろう?
不思議に思いながらも、封を開け、中身を取った。


