みんなと過ごした49日



体を横に向けたくても、足を骨折してるから、迂闊に寝返りを打てないし。




うーんと唸っていると




――――コンコン




またノックが聞こえて来た。




「はぁい」と返事すると




肩下までの髪を1つに束ねた、看護師さんが入って来て、『これ』と、私に白い封筒を渡した。




「ありがとうございます」




軽く会釈すると、看護師さんはニッコリと笑いながら




「矢井田舞ちゃんよね?
谷口(タニグチ)です。
舞ちゃんの世話役みたいな物だから、よろしくね」




「谷口さん。
こちらこそ、よろしくお願いします」




谷口さんにぺこっと頭を下げる。




谷口さんは微笑みながら、病室を出て行った。