…どれ位の時間が経っただろう。
…誰かが、私を呼んでいる気がする。
気が付くと、私しかいない筈の静かな個室に、数人の人の話と笑い声が聞こえた。
ゆっくりと目を開けてみた。
「…あ、起きた?」
話していた人の1人が振り向く。
「あたしらが煩いから、起きちゃったんだよ」
「あっ、そっか~、起こしちゃってごめんよ?」
笑いながらそう話す…
私の、友達たち。
「皆…来てくれたの?」
まさか、来てくれるとは思わなかった。
すると、皆はケラケラ笑いながら、
「あったり前じゃんっ!
あたしらの友達が入院してるって聞いたら、そりゃ皆で飛んで来るよ」
「そうそう」