なのに…
神様って、なんでこんなに不公平で、残酷なんだろう。
私の、初めての文化祭。
今日までの沢山の苦労。
それが全て、塵となって砕けた。
文化祭を楽しんでいる皆を想像して、羨ましいと思い、なんだか泣けて来る。
私だって、本来であれば、あの場にいた筈なのに。
皆と、初めての文化祭を、楽しみ、満喫し、友達と笑っていた筈なのに。
なんで私だけ…
「こんな目に、合うの……っ」
涙がポロリ、零れて消えて行った。
…その時。
――――コンコン
誰かが、ドアをノックした。
この部屋は個室だから、私に用がある人しか来ない。


