また、目を覚まし、はっとなると、今度見えたのは、白い……………天井だった。
ガバッと起き上がると、全身に痛みが走った。
「痛っ……」
そんな呻き声をあげた私を、様子を見に来た看護師さんが目敏く見つけた。
「あら、目が覚めたのね。
でも、まだ起きちゃダメよ。
お母さん、今呼んで来るからね」
それだけ私に告げると、看護師さんはニッコリと微笑みながら、忙しそうにその場を去って行った。
思わずホッと安心した。
だって、私の身体はちゃんとさっき見たベッドの中に入ってた。
安心感が出ると、不意に激しい尿意が襲ってきた。


