静かな空間に一人。




私がいる。




広い空間に一人。




私がいる。





私、どうなっちゃったの?




「どう…して…こんな事に……っ!」




私が泣き叫ぶ声だけが聞こえる。



そんな中。




「舞」



優しい声がした。


懐かしい。低くて甘いその声。




私、彼の隣に―――彼の一番の人に、なりたかったな……。