___遡ること1時間。 「お腹すいた」 時計の針が夜9時を回ろうとしている頃、私は目を覚まして何か食料を探した。 私は高校2年生。 高校進学と同時に一人暮らしを始めて、親元を離れて独りで寂しく暮らしている。 ほんとに寂しいやつだ私は。 今日なんか熱出して学校早退するし、家帰っても独りぼっちだし。 …ヤケクソになって寝たらもうこんな時間だ。 「…なんもない」 冷蔵庫を空けても、常に予算ギリギリなもんだから何も入っていない。 お茶と米粒くらいだ。 …よりによってこんな日に。チクショウ。