〜3日目(木)〜

その日は疲れていていつもなら楽しみの部活が楽しく感じられなかった。

するととなりから

「大丈夫？」

と声がかけられた。だるそうだけどはっきりとした声。

佐々木先輩だ。

「え？？あ、大丈夫ですよ？！」

突然のことに驚き声が裏返ろうとする。

「そう？無理しない方がいいよ？」

「大丈夫です！すこしだけ疲れてるだけなので！」

「ふーん…気ィつけてね？」

「はぃ！ありがとうございます！」

笑顔のつもりだったがすこしだけ自分でもぎこちなかった気がした。

しかしなんとか3日目が過ぎてこの作戦も残り2日となった。
この3日間で私はウキウキだった。

すこしだけ自分のことを見てくれているような気がしていたからだ。

『少しは気づいてくれたかなー』
『いつかは告白できるかもー』

などと物事を＋に考えていた矢先一つ目の危機が訪れた。