しかししばらく経ってから自分の行動を思い返すと震えが止まらなくなり、真姫に相談することにした。
「ま、まきちゃぁん…」
「ど、どったのほのか?!」
私は震えながら真姫の方へ歩いていった。
「ちょ、こっちこっち」
そう言われて連れてこられたのは女子トイレ。
「どしたのほのか?!なんかあったの?!」
「私…先輩に好きっていっちゃった…」
涙目になりながら真姫にしがみつく。
「はぁ?!loveだって言ったの?!」
「ううん…先輩楽器吹いてる顔好きですよって…」
「なんだ、それか」
すこし落胆気味にいう真姫に私は
「大胆すぎたかな…引かれたかな…」
と顔を真っ青にしながら聞く。
「大丈夫よーそんくらい」
ケラケラといつもの笑い方で答える。
「ほんとに?!嫌われてない?!」
「じゃぁlineで聞いてみたら?わかるじゃない?」
「そっかぁ!!ありがと真姫!」
笑顔で答えると真姫は安心したように
「がんばんな」
と一言いい、女子トイレから出ていった。

