言えた…!
今日の目標が達成できた。
これまでの臆病な私の性格を逆転させるくらいの勇気と言葉。
大好きな人にloveの気持ちではないがlikeで好きだと言えた。
「え、マジで…?初めて言われた…」
先輩の顔はすこしだけ紅く見えた。
「ほ、ホントですよ!素敵だと思います!だから自信持っていいですよ!」
「さんきゅーめっちゃ嬉しい。」
そう言って笑う佐々木先輩はこれまで見たことないくらい自然でふわりとした笑顔だった。
ドキンッ
よく漫画であるような[ドキンッ]って効果音がわたしの心の中で鳴った。
「いいいいえ!ホントのことですから…!!!」
恥ずかしくなってタオルでそっと顔を隠す。
横目でチラリと佐々木先輩のほうを見ると真っ赤に染まった耳が髪の間から見えていた。
『…紅いってことはすこしだけ脈アリ?』
そう思ってしまった私はすごく幸せ者だと思う。
大好きな先輩にlikeだとしても《好き》だと言えた私はこれまで以上に浮かれていて、いつもより部活が何倍も早く感じた。
何度か先輩のほうを横目で見てみると気持ちよさそうにトロンボーンを吹いていた。
この姿が大好きなんだ。
グッと目に焼き付けた。
今日の目標が達成できた。
これまでの臆病な私の性格を逆転させるくらいの勇気と言葉。
大好きな人にloveの気持ちではないがlikeで好きだと言えた。
「え、マジで…?初めて言われた…」
先輩の顔はすこしだけ紅く見えた。
「ほ、ホントですよ!素敵だと思います!だから自信持っていいですよ!」
「さんきゅーめっちゃ嬉しい。」
そう言って笑う佐々木先輩はこれまで見たことないくらい自然でふわりとした笑顔だった。
ドキンッ
よく漫画であるような[ドキンッ]って効果音がわたしの心の中で鳴った。
「いいいいえ!ホントのことですから…!!!」
恥ずかしくなってタオルでそっと顔を隠す。
横目でチラリと佐々木先輩のほうを見ると真っ赤に染まった耳が髪の間から見えていた。
『…紅いってことはすこしだけ脈アリ?』
そう思ってしまった私はすごく幸せ者だと思う。
大好きな先輩にlikeだとしても《好き》だと言えた私はこれまで以上に浮かれていて、いつもより部活が何倍も早く感じた。
何度か先輩のほうを横目で見てみると気持ちよさそうにトロンボーンを吹いていた。
この姿が大好きなんだ。
グッと目に焼き付けた。

