『部品販売する自販機?なぁにそれ?』
私は片桐 弥生。
友達から、体の部品を販売する自販機という不思議なハナシをきいていた。
『そうなんだよ!私、昨日見たんだから!』友達の酒井 葉乃音がいう。
『じゃぁ…私帰らなくちゃだから…バィバィ!』
ぽかん…………
『葉乃音…いっちゃった…』
時間は…5時30。
『帰るか…』
家までは歩いて1時間。
歩きながら私は
分厚い唇を触った。
『ぁ~あッこの唇さえ分厚くなければなぁ~』
なんて言ってたら
『…?こんなとこに自販機なんてあったかな?』
ふと足をとめた。
看板に『部品自販機』とかいてある。