「おはよ」


「お、おはよう!」



そこには、昨日のことが嘘みたいに、元気な犀川くんの姿。


あぁ……よかった。



「こら白雪、いつまでぼーっとしとる。せっかくの朝食が冷めてしまうぞ」


「はーいっ」



……もう、安心していいんだね。


私は喜びで声を弾ませ、いつもの席についた。