「白雪、龍介! 夕飯の時間じゃぞー!」


「「はーい!」」



……っ!


見事に揃った声。


反射的に顔を見合わせた私達は、どちらともなく吹き出した。



「行こっか」


「うん、そうね」



なんとか笑い終えた私と犀川くん。


いつも通りの明るい雰囲気が戻ってきた瞬間だった。