君と見た海

「よし、美海ノートゲット。」

「もう見せてあげないんだから。」

「うん、次はやってくるよ。」

そう言っといてやってこないんだからーと思いながらも、食べ物につられてノートを渡してしまう私は甘いのかもしれない。」

「お二人ともあつ〜い。私の存在忘れてない?」

美海の隣から不機嫌な声が聞こえてきた。

やばい。

完璧に忘れていた。