君と見た海

「あ、美海ちゃんおはよ。」

深谷瑠流さん。(しんたにるる)

親を亡くした私、波音美海(.なみねみう)を引き取ってくれた深谷家のお姉さん。

最初は敬語だったが瑠流がタメ口希望だったため、タメ口を使っている。

一人っ子だった美海はお姉さんができたことを喜んだ。

そんな瑠流がいきなり、

「ねぇ、美海ちゃんってみすがめ座だよね。」

「うん、どうして?」