少年少女探偵団(追加中)

ガイside

ココナは外に残った刺激が強いし、小学生のココナには無理過ぎるから。毎度の事だ。本当、残酷だ。シートを被せてあるけど。血が少しだけはみ出てる。

「ひ〜め!聴き込みした時、気になる人がいたんだけど…」
姫に話しかけた。が、無視。
…推理中?

「お〜い、ひ〜め!」

そう、声を掛けたら、ハッとし、
「あ、ガイ、何かしら?」
そう言った。

姫は元令嬢だった。それで、少しだけお嬢様用語?が抜けない。

何で今は令嬢じゃないのかは幼馴染の俺でも分からない。

っと、話が逸れたな。俺はあの聴き込みをした不良の男の人と女の人の事を姫に話した。

「そう。なるほどね。」
「も、もう分かったの⁉︎」

「えぇ、でも、証拠が無いのよね。証拠を残して無いから。黒野さんに聞いてみるしかないわね。凶器。ま、死体を見れば分かるけど。」
…そういや、

「姫、死体を観るの平気なのか?」

女の子だし…だって、アイナは普通に残酷な死体を観るのは無理過ぎるんだが。

「えぇ、平気よ。少しだけだし。」

そう言って、被されたシートを剥がしていった。丁寧に。と、思ったら、

「こら!君達!どっから入ったんだ!」
他の警察の捜査関係者の1人に見つかってしまった。

「せ、先輩!」
先輩って事は…何かヤバイ?

そんな事を気にしてないのか、姫はシートを丁寧に剥がしてて、死体をマジマジと見ていた。

「凶器…刃物?」
え?
隣にいたからそう聞こえた。

「姫?」
と、呼んだけど、無反応。推理をするかのように、いや推理をしているのか腕を組み、左手で口元を抑えていた。そして、

「凶器はナイフ、と、言うよりは包丁ね。あるのかしら?」
と、来た警察関係者の人に言った。
まさか…

「解けた…?」
「えぇ。けど、此処では言わない。証拠が無いから。」

「証拠って、凶器を…」

「その凶器が無いと無理ね。ま、隠し場所は、この場所から近いゴミ処理場、無ければ何処かのゴミ捨て場…あるいは犯人自身が持ってる。」
…すごいな。

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