「ただいま。」
帰ってくる声が無いのに、行ったのは…

「あ、お帰りなさいっす!」
いるから。1人。

「…っす、つけないでくれますか?」

「え?あー、はい。そうします!っす!」
…ダメだこりゃ。ね・・・

「あ、夕飯出来てます。」
夜野さん。

親分さんと彼は、私の誘拐事件について、取り調べを受けただけで済んだ。

で、今此処に彼がいるのは…
彼の意思と私の…


「絵美奈ちゃん?」
「え?あ、ごめんなさい。ぼーっとして…」

「…あ!夕飯!」
グイグイと手を引っ張られた。

そして、リビングへ。

テーブルには、食事が並べてあった。
2人分の…

「さ!食べましょ☆」

…何でしょう。オネェに…なってるような…


「…あ、美味しい。」

「!良かった〜」
…毎日、作ってくれてるからか。けど…不味いのも・・・ある。正直言って。