だって、人気者で、カッコいい人が隣で顔をのぞき込んできたら、誰だって迷惑な事だろう。

(キーンコーンカーンコーン)朝学活の時間が終わると玲奈はすぐさま彩葉の所に向かっていった。
彩葉は「な、なにー?あーわかったー!もしかして玲奈…」
「な、何よ!」
もしかしての玲奈、信也君と隠れん坊してるでしょー!うちも入れてよー!ずるいー!玲奈だけ遊ぶのずるいー!」
玲奈は「そ、そんなんじゃないよ~!」と笑いながらいった。
だが、彩葉には、通じない。
「じあ、何やってるの?」
「えっ?それはー、し、信也君と鬼ごっこしてるんだよー!アハハー♡」
苦笑いで、誤魔化そうとしているのはほかの奴にはバレバレだか、彩葉は別。彩葉は信じた。
「なーんだっ!鬼ごっこかぁー!やりたいやりたいやりたいやりたい!」
玲奈は無理やり信也に乗らせた。
信也は戸惑いながらも、状況を把握出来たようで。うなづきながら、走っていった。