素直になってきた
山ちゃん。

今では
やっぱりすきだって
連発してる。

まああのグループには
言ってないけど…

鈴村も
遠まわしに…ね。

「このクラスでかわいい女子は?」

「山ちゃん。」

「俺もそう思う。」

とかとか。

山ちゃんに報告。

山ちゃんは
大興奮。


鈴村を
失って気づいた。

遠く離れて
やっと気づいた。

あたしは
鈴村だけだって。


山ちゃんが
泣きながら
あたしに
打ち明けたことだった。

鈴村だって
同じで


俺、山井しか
ないと思う。

けど
もし今みたいな感じで
あいつを傷つけることだけは
したくない。


ってね。

あたし
何じゃかんじゃで
2人の意見聞いてて
時々
真剣に笑ってしまう。

だって
その姿が
本気でお互いが
大好きだって
必要だって
いってるから。