放課後。

1組へ行った。

そこにはすでに
倫紀の姿はなかった。

「絵里ー!あいつどこ行った?」

「部活紹介の写真撮るためにグラウンド行った!」

「あたし確認する。」

「俺も行く!」

「絵里まじでいいの?」

「美優ちゃんは正しいから。」

正しいから…。

でも今あたし
恋しちゃいけない人に
恋しちゃってるかもしれないよ。

グラウンドに行くあたしたち。

仲間がいるって
すごくうれしい。

途中、美里と合流した。

美里も
あたしが正しいって
言ってくれた。

正しいとか
違うとか
それを決めれば
気が済むわけでもない。

1度失った信頼。

どっちがどうとかじゃなくて
ちゃんと話し合うことが
必要だと思ったから。


いざ倫紀の姿を目にすると
怒りがこみ上げてきた。

「あたしが直接言ったらヤバいよね。」

「うん!」

「何か言ってこようか?」

「1対1で話がしたい。」

「ラジャー。」

絵里を使ってごめんね。

もし答えがだめでも
あたしはいいに行くよ。

このままの関係なんて
イヤだから…