「じゃあ、7時に家行くから」



「……うん、7時ね」




「あ、もう家か……。じゃあまた後でな!」



「うん!また後でね」






そんなありがちの会話をした私たちに、中学生の頃ほどの大きな溝はなかった。




私は家に駆け込んでから速攻で用意をする。



出かける時用とか言いながら買って、なかなか着る機会がなかったワンピース。




それを着て、タイツを履いた。



髪をまとめて軽く巻く。





メイクは優しく軽く、少しだけ。




そして、いつか稜ちゃんに貰ったネックレスをつけた。