そして少女は恋を知る、


「それよりあなた、かっこいいわ。すっごい私の好みよ」


「えーと、う、うん…ありがとう……?」


「ねえ、どう?私と駆け落ち、しない?」

にやりと笑うシンデレラはどこか楽しそうで。


「か、駆け落ち!!?」


一方の魔法使いは、予想していたものとはあまりにもかけ離れた展開についていけず、声を上ずらせている。


「そうよ。このシンデレラ様と駆け落ちできるんだもの、光栄に思いなさい」

そう言うと、
シンデレラは魔法使いの手をぎゅっと握る。


「ちょ、ちょっと待って!!無理無理無理、僕には仕事があるし、それに…」


「それに?」