「泣くぐらいなら、頼ってよ…」


「え?」



僕、また自分のこと責めちゃうじゃん。



いや、まぁ、僕が気づかなかったのは悪いんだよ?



でもさ、ねぇ、


頼りないみたいだし…



「んー、」



僕はそう言って自分の部屋に戻った。
正確には杏菜のお兄さんの部屋ね。



「えっ?ちょっ、来夢⁉︎」