呆れながら僕は杏菜の部屋に入った。


「ひっ…」


杏菜はそう言って布団の中に隠れた。



僕はお化けかっての!



「杏菜?」



「来夢?」



「来夢でーす♡ってちがーう!」



僕が変なことを言ったから杏菜はポカンとしている。



「じゃなくて、どうしたの?」




「いや、あの…ね?」



いや、ね?じゃないし