「はぁ…はぁ…」

急に走り出した有夢に置いてかれた嶺華と亜清太は学校に着いたところで待っていた有夢に文句を言っていた。

「速すぎんだよ!」

「そうだよ!陸上部、エースにほってかれたらうちら追いつけないよ!」

文句を聞き終えた有夢は

「そーかそーか、まぁしょうがないか」

そう呟きながら2人を置いて歩き出した。

「もー、ほんとにやめて」

疲れ切った顔で嶺華は呟きながら亜清太と歩き出した。