エマルニア。









私。

















私はこの地獄から解放されるためもう一人の私を創った。

この拷問から解放されるため。

魔力を与え、彼女に私はひとつのお願いをした。


「いつか私が迫害されず、

人間と幸せに暮らせる日がくるまで人間を見守ってほしい」


「わかりました」


もう一人の私は微笑んだ。

約束もしてくれた。

私の願いを叶えると。


「エマルニア様、私は貴女の為、全力を尽くしましょう。だからーーーー」


次元の間へ行き、



いつかくる幸せな日がやってくることを信じて、



深い眠りについた。
















火炙りの刑は執行された。