素直な奴と根暗な奴2





「っ和希!」



思わず抱きついた



「ったく....2年も電話に出ないわメール返信来ないわで心配した」



「ごめん。仕事が山積みで....」



「知ってる。有名人じゃん」



「.....もっと、ギュってして?」



「はいはい.....」



あったかい



我慢我慢って言ってたから



寂しいって気持ちを押し込めてたんだ



和希みたら自分ダメだ



気が緩んでしまう



「後で抱きついてやるからとりあえず上がらせろ」



「ごめん」



部屋に通してソファに座らせた



暖かいココアを渡す



「そういえばどうしたの急に。家に来たりして」



「あぁ実はな。異動してこっちで警察をやることになった!」



「え!?本当?」



「実は.....※警視正になりました!」
※警察庁の室長または理事官



「わぁー!すごい!」



拍手を送る



「それを報告するためにわざわざ?」



「いや?それだけじゃねーけど」