まぁいろいろ回ったりしたし
一応手もつないだりした
......そーとー緊張したけど
あっという間に時間が過ぎていった
帰り
「じゃあな」
「うん」
背を向けて帰ろうとしたら腕を掴まれた
「プレゼントないってのは嘘!これ」
少し細長い箱をくれた
開けてみると
「......ネックレス?」
「まぁな」
誕生石が埋め込まれたものだった
「(ちょっと高かったけど)喜んでくれてよかった」
「ありがとう......私もこれ」
事前に用意していたプレゼントを渡す
「お、ありがとう.......なんだこれ」
「本」
「なぜ?」
「たまには本読まないとダメだと思ったから」
「......もーちょいなんかさ」
「欲張り野郎」
チュ
「....これでいいでしょ」
あー恥ずかしい
「じゃーね」
「......おう」

