花山side



なんか恥ずかしいような恐ろしいこと言ったなコラ



ということを言いたいのを抑えて3年の教室に連れてきた



3年生が使ってる階には文化祭の展示がないので誰もこない



「.......はぁ......」



「な、なんだよ」



「抱きしめていい?」



「......いいよ。さっき言ったのそのまんまやってもいいわ」



というと目がギラリと光った気がした



その瞬間強く抱きしてられる



「おーい。地味に痛いんだけど?」



「.....いい匂い」



「そう?」



嗅いでみるがそんなにいい匂いはしない



てか痛いすごく痛い



「あのさー。もうちょっと力緩めておくれよ」



「嫌」



「........ん.....」



キスされた



しかも不意打ち



ぎこちないけど優しさを感じる



そういえば高橋の背中広いな



腕とか回らない



安心する



ぎゅっと抱きしめた途端



ガラッ



「「!?!?」」



すぐさまバッと離れた