「あ、あゆー!」
聞き覚えのある声
「エリ」
佐原と一緒です
浴衣を着ています
「アドバイス通りにやってくれたのねー!似合うわ!さすが着付けの先生の娘!」
「着付けの先生の娘だからって似合うとは限らないんだけど.....」
「ま、高橋君と楽しみなさい!」
「うん」
佐原と一緒に人ごみの中に消えていきました
「さすがカップル」
「だな」
ヒュルルルルルー......ドーン!
「あ、始まった」
「......綺麗だ」
ちょっとドキッとしました
いや自分じゃなくて花火の感想だということはわかってますけど
「穴場あるの思い出した。行こう」
腕を引かれて連れ出されました

