家
『えー。やっぱ浴衣でしょ』
「ですよね」
『てかお母さん着付けの先生でしょ。浴衣たくさんあるんじゃないの?』
「あ、そうだった」
忘れてました
『で、誰と行くの?』
「......高橋」
『あーなるほどねぇ〜』
向こうでニヤニヤしてるのがわかります
「まぁそういうことだから」
『高橋君のこと好きなんでしょー!』
「ブフォッ」
思わず吹き出しました
「なぜ分かった」
『あのねー。最初っから分かってたよ〜』
「.....あなたエスパーなの?」
『わかるよ。だってわかりやすいもん』
そんなにわかりやすいですかね?
「まぁアドバイスありがとう」
『ガンバー』
そこで電話を切りました
エリに見破られてたとは.....

