「花山さん?」



「でも仕方ないじゃん!悔しくても!苦しくても!決まったことなんだから!



だから!



その悔しさをはらせよ!まだ夏があるじゃん!この馬鹿!アホ!落ちこぼれ!」



.......めちゃくちゃ叫んだな



「なんかすみません」



「うぇ、喉やばい......」



喉を押さえながら咳をした



「とにかく。あんたが落ち込んでたらみんな落ち込むの。私も落ち込むの。てか落ち込むなっての」



と言ってそっぽを向いた



「........ふっ」



「何がおかしい?」



「いや。なんでもない」



花山さんっていつも直球だなって思った



だから笑ってしまったことは言わないでおこう



「うわビッショビショ」



「俺も」



そのあと花山さんは俺の家でお世話になった