「花山さん?......どうした?」



目の前に高橋がいました



よく見ると手に紙を持っています



息切れした私をみて不思議そうに尋ねてきました



「あー....に、に....はーはー」



体力なさすぎて情けない自分



「とりあえず落ち着け」



少し落ち着きました



「何があった?」



「逃走してた」



「何から?」



「む、むしです」



苦し紛れ嘘をつきました