「…美香さんならいいですよ!」



「早速なんだけどね、“あの日”のこと…思い出せない?」



“あの日”、それは両親が殺された日のことだ。



美香はどうしてこんなことを聞くのか?





美香は“あの日”あることを見てしまった



それは、南が『血の付いた包丁を握って倒れていた』のを…


美香は南を疑っていた。



しかし、南には両親が殺された日の記憶がなかった。


それでは、『証拠』がない。



美香は警察官だ、警察官として真実を突き止めたかった。