「……なみ? 南‼︎」



「いやぁ、殺さないで…」



「みなみっ‼︎」



“南”と言う声で目が覚めた“私”



「また…?怖い夢見た?」



目の前には同い年の青年が心配そうに
南を見つめていた…。






「ううん!大丈夫!何でもないよ?心配してくれてありがとう、“指南”」


私が笑顔を向けるとふわっと笑う青年。


「そっか!よかった…」


青年の名前は“指南”というんですね。


南には親がいません。


え?何故かって?フフッ、南に聞いてみましょうか…。