「相川さん⁉︎」





警察官の声でハッとした南。





「そうだ…指南が、ワタシハワルクナ
イ…」




警察官の目は全てを悟り冷静だった。




「相川さん、“指南”という人はいませんよ、貴方の妄想です」





警察官ははっきりと南の目を見てそうい言った。




南は指南がいないことに気付いていたが
受け入れられなかった。






そして、南の中で何かが壊れた…






「チガウ……チガウヨ? 指南はワタシの弟 大事なカゾク…」





もはや、南は正気を失っていた。





「相川さん、よく聞いて…」







「イヤッ…」































バタッ


















南は意識を失った。













「まさかっ⁉︎」












警察官の『指南が来るかも』という予感は当たることになる。