しかし、いざ殺すとなるとやはり怖かった…。 「指南…やっぱりやめよう? まだ、間に合うよ?」 「南は怖がりだなぁ、大丈夫だって僕が殺るんだから南は眠ってね?」 南は意識がなくなった。 気がついたらベッドの上だった。 「指南⁉︎ お母さん達は⁈」 「嫌だなぁ、南… 僕が殺しちゃったよ。 何の感情もなさそうに言う冷たい指南に南は驚いた。 でも大丈夫、南は黙っていればいいんだからね?」 「本当に……?」 「うん、だから南はゆっくり休んでね」