Sweet Lover

用意された鯛茶漬けを食べる。それはとても美味しくて、私の五臓六腑を温かく満たしてはいくけれど、それでもなんだか私は落ち着かない――。

「やけに大人しいね?
 疲れたのかな?」

片付け終わった響哉さんは、私を引っ張るようにソファに連れていき、そのまま膝の上に私を座らせた。

「ねぇ、響哉さん。
 気になることがありすぎて、何から聞いたらいいかわかんないときには、どうしたらいいの?」

そうだな、と、響哉さんは真剣な顔で呟いて私の耳元に唇を寄せる。

「ラバー使ってイイコトしたら、頭もすっきりするかもよ?」

突然、何を言い出すの? この人……