「ゴメンナサイ。
私、掘り葉掘り聞こうと思ったわけじゃなくて……」
「いいよ、別に。
隠すほどのものでもない。
あの資金元は株。
響哉がいい勘してるんだよね。
俺たちが高校生の頃、ベンチャー企業ブームの頃でね。
まだ、学生である響哉の元に、いろんな奴らが押しかけては金の無心をしていくんだ。
今思えば、捌ききれなくなったじいさんか誰かが回してきたのかもしれないな――。
そういうのにはあまり興味を示さなかったあいつだが、中には面白がって買った株もあってね。
それらが見事に大当たり。
一株100円で買ったものが、数万円に膨れ上がっていく様は、見ていて気持ちよかったな」
「そうやって、あることないこと口にして、俺の彼女を口説くのはやめてくれない?」
いつ目を覚ましたのか。
響哉さんの声に、弾かれたように目をやると、瞳が合った瞬間蕩けるような笑みを私に送ってくれる。
私、掘り葉掘り聞こうと思ったわけじゃなくて……」
「いいよ、別に。
隠すほどのものでもない。
あの資金元は株。
響哉がいい勘してるんだよね。
俺たちが高校生の頃、ベンチャー企業ブームの頃でね。
まだ、学生である響哉の元に、いろんな奴らが押しかけては金の無心をしていくんだ。
今思えば、捌ききれなくなったじいさんか誰かが回してきたのかもしれないな――。
そういうのにはあまり興味を示さなかったあいつだが、中には面白がって買った株もあってね。
それらが見事に大当たり。
一株100円で買ったものが、数万円に膨れ上がっていく様は、見ていて気持ちよかったな」
「そうやって、あることないこと口にして、俺の彼女を口説くのはやめてくれない?」
いつ目を覚ましたのか。
響哉さんの声に、弾かれたように目をやると、瞳が合った瞬間蕩けるような笑みを私に送ってくれる。


