Sweet Lover

大丈夫なはず、ないじゃないっ。
私、どうして真っ裸で抱きしめられてるの?

そう言いたいのに、頭がくらくらして言葉が出ない。

「大丈夫だよ、マーサ。
 俺に任せて」

響哉さんはてきぱきと私の身体を拭いていく。

「……だって、恥ずかしいもん……」

「すぐに慣れるよ」

響哉さんはパジャマを私に着せてから意味ありげな笑いを浮かべる。

「な、慣れるって?」

動揺のあまり、思わず声が上擦った。