Sweet Lover

「コーラで良い?」

こくりと頷くのを見届けてから、響哉さんが飲み物を取りに行った。

私はピザの箱を開ける。

ミートソースピザと組み合わされていたのは、シーフードピザ。

サラダとチキンも、並べてみる。

「お待たせ」

冷えたグラスにコーラが注いである。
響哉さんのは、多分、ビール。

まるでさっきの会話なんてなかったみたいに、いつものテンションで。

私たちは乾杯してから食事を始めた。