「Thank you for your coming here.」
響哉さんは淀みない英語でそう切り出した。
『お越し頂きありがとうございます』という字幕が出る。
一瞬、記者たちが息を呑んだのが分かった。
「なんでコイツ、英語喋ってるの?」
梨音が目を丸くする。
そうだよね。
響哉さん、普通に日本語喋れるよね……?
でも、画面の中の響哉さんはそのまま英語で挨拶を続けている。
『突然の来日に驚かれたようですね。お騒がせしてすみません。
久々に長いオフが取れたというだけで、他意はありません。
プライベートですので、今後ともそっとしておいていただければ幸いです』
私の目は、そんな字幕を追っていた。
響哉さんは淀みない英語でそう切り出した。
『お越し頂きありがとうございます』という字幕が出る。
一瞬、記者たちが息を呑んだのが分かった。
「なんでコイツ、英語喋ってるの?」
梨音が目を丸くする。
そうだよね。
響哉さん、普通に日本語喋れるよね……?
でも、画面の中の響哉さんはそのまま英語で挨拶を続けている。
『突然の来日に驚かれたようですね。お騒がせしてすみません。
久々に長いオフが取れたというだけで、他意はありません。
プライベートですので、今後ともそっとしておいていただければ幸いです』
私の目は、そんな字幕を追っていた。


