「まったく…琴羽は、少し、ボーッとしてること、多すぎだ!」

あきれてる?

でも…いつもお兄ちゃんの事、考えちゃうんだもん…

「怪我でもしたら、どーすんだよ」

優しい目…

言葉はキツくても、本当は、優しいの知ってるもん!

「ほらっ!」

差し出された手を握った。

お兄ちゃん…

好きだよ…

好きなの…