君を抱きしめたい


「俺たち

きっと最初から両思い」

その言葉に

あたしは自分のおでこをキヨのおでこにコツンとぶつけて笑った。

キヨのくりくりした目が細くなる。

そして

そっと頬に触れた唇


「もう逃がさないから。」

あたしは頷く。


「まどかさん、愛しています。」












その後、

社内ではこの話題で数年、からかわれました。



END