慌ててカーテンを閉めて部屋の電気を消してベッドに潜る。

気軽に

何の気なしに渡せたらいいなと思ってた。

奈々の顔が脳裏にやきついて離れない。


女って…。

分からない…。

僕は

僕が分からない。



届く距離にいて届かない君と

いつでも手に入るあの子と

僕はどちらが自分にとって楽な道なのか

天秤にかけていた…。