プロポーズ

「あ、だよね。」

ふたりで笑った。
さっきまでの緊張がウソみたいに溶けていた。
今思うともしかして、朝海はあのプラネタリウムで場を和ませようとしたのかもしれない。

「朝海、好きだよ。」

「私も大好き。」

僕らはお互い寝転んだまま向かい合ってにっこり笑った。

「昊くん、私大丈夫だから来て。」

と朝海が顔を真っ赤にしながら言った。