「友哉、あれ見て」
「あ?」

友哉が晶の指差した方向を見ると、ぼんやりした光。

それは薫達と会った時のような淡い光だった。

「もしかしたら!!」
「晶、行くぞ」
「うんっ」

友哉は晶の手を握って、光の方へ走り出した。