「……あれ?」 「?」 楓が顔をあげる。 「心、あんた何してんの?」 「楓? 楓か?」 心はホッと胸をなで下ろした。 「違うぞ。これはだな…」 心は今起こった事を楓に話した。 「あたしの中に椛さんが…」 「そ、それで俺を浩二郎と間違えたんだ」 「ふーん…」 「なんだよ?」 楓の視線がささった。 「俺はなんにもしてねぇぞ」 「あやしい」 「してねぇって!!」 変な汗が出てきた。 心の、顔も耳も真っ赤だ。 そりゃあ! そりゃあ、俺だって!! でもできっかよ!! 楓じゃねぇ、椛さんに!!