「そして楓」 楓は強く頷いた。 郁生は順に真珠を渡した。 「友情の、証だ」 皆はぎゅっと真珠を握り、静かに朝日の方向に向いた。 ゆっくり、ゆっくりと昇る太陽。 心は真珠を太陽の光に翳す。 真っ白な陽の光を浴びた真珠は、生まれ変わったように輝いていた。