「取れないな…」 ザクッ、ザクッと刃を刺し続ける。 「郁、大丈夫?」 「うん、もう少しだから楓は待ってて」 「あたしも何か持ってこようか?」 「ダメだよ」 「え?」 郁生が急に振り返り、楓の腕を掴んだ。 「1人だと危ない」 「…郁?」